固定概念を無力化!隠れブレインストーミング「ゴードン法」
「ゴードン法」は、シンクタンク研究員であったウイリアム・ゴードン(William.J.J.Gordon)氏がブレインストーミングをヒントに開発したアイデア発想法です。
「ゴードン法」のベースとなった「ブレインストーミング」とは
「ゴードン法」は、ブレインストーミングの改良版です。ご存知の方も多いかも思いますが、ブレインストーミングについて今一度確認しておきます。ブレインストーミングは司会(リーダー)がテーマを発表し、4~10名程度の参加者が下記4つのルールのもと、自由にアイデアを発言する発想法です。アイデアは専門記録係が記録します。
ブレインストーミングの4つのルール
1. 批判厳禁 : 他人が発したアイデアに対する批判を行わない
2. 自由奔放 : 奔放・見当違いなアイデアも、自由に発言する
3. 質より量 : 質にこだわらず、第一にアイデアの量を求める
4. 結合改善 : 他人のアイデアをヒントに結合・改善・発展させる
「ゴードン法」とは
ゴードン氏は、ブレインストーミングの弱点を、司会(リーダー)と参加者全員がテーマを知っていることだと考えました。テーマに関する肯定的・否定的・理想的・現実的なアイデアが一通り出揃ってしまうと、その後アイデアに詰まってしまうと気付いた氏は、ブレインストーミングを2部制とし、1部では真のテーマは司会者のみが知っている中でブレインストーミングを実施し、2部では真のテーマを明かし、通常のブレインストーミングを行う方法を開発しました。
これにより参加者は固定観念にとらわれず、より自由にアイデアを発想でき、結果として常識にとらわれない、視野の広いアイデアを集められます。既存の製品・サービスの改良ではなく、抜本的・革新的なアイデア・発想が欲しい時に適している発想法といえます。
「ゴードン法」の手順
「ゴードン法」の手順は次の通りです。真のテーマを隠す以外はブレインストーミングと同じです。
1、リーダーは、テーマを抽象化し、他の参加メンバーへ抽象化した仮テーマを発表する
2、抽象化した仮テーマで参加者はブレインストーミングを行う。出されたアイデアは書記が記録する(10~20分)
3、リーダーは真のテーマを発表する
4、抽象化した仮テーマで抽出したアイデアをヒントに、真のテーマで再度アイデア出しを行う(10~30分)
5、出されたアイデアの中から採用アイデアを決定する
「ゴードン法」の注意点
「ゴードン法」で最も苦労するのが抽象化した仮テーマの設定です。いかにうまくテーマを抽象化できるかがリーダーの腕の見せ所です。抽象化する際にはテーマの持つ「機能」に着目しましょう。
例えば、真のテーマが「新発想の冷蔵庫」であったとします。「冷やす」「凍らせる」「保管する」「鮮度を保つ」などの機能を洗い出し、その中から1つを仮テーマとします。ここでたとえば「冷やす」でも良いのですが、「隠す」と設定すると、よりユニーク&突飛なアイデアが出やすくなるかもしれません。抽象化した仮テーマの設定の良し悪しがアイデアの質に影響するのが、この発想法の興味深い点です。
「ゴードン法シート」
今回はキカクル編集部オリジナルの「ゴードン法シート」をご用意してあります。01が抽象化した仮テーマ、02が真のテーマです。01→02の順番でご使用ください。キカクルテンプレート使用上の注意をよくお読みご同意の上ダウンロードし、PDFファイルをプリンターでプリントアウトしご使用ください。

■「ゴードン法シート01」のイメージ
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