テーマを属性に分解し、アイデアを強制連想する「属性列挙法」
今回「発想法・発想技法」でご紹介するのは「属性列挙法」です。テーマ対象を素材・機能・形態・性質などの属性に分解し、そこからアイデアを生む発想法です。少し慣れが必要ですが、製品の改善・改良策を考える際に有用です。お試しください。
「属性列挙法」とは
「属性列挙法」は、アメリカ・ネブラスカ大学のロバート.P.クロフォード氏が考案した発想法です。「Attribute Listing」「特性列挙法」とも言われています。
この発想法は、テーマ対象を「属性(Attribute)」に分解し、分解した属性を他の物に置き換えることで、新たなアイデアを生み出していきます。小さくすればするほど、アイデアが出やすくなる、という考え方に基づき開発されました。
製品・サービスの改良・改善場面で使用すると、特に効果を発揮します。
「属性列挙法」の一般的な手順
「属性列挙法」の手順は次のとおりです。ポイントは、(1)どのような属性に分類するか、(2)属性を他の有意義な物にいかに置き換えられるか、です。
1、テーマをわかりやすい文章で表記
2、テーマに関する属性を書き出す(名詞的属性・形容詞的属性・動詞的属性が主流)
3、書き出した属性から自由に発想を拡げる
「属性列挙法」の手順:キカクル編集部バージョン
もちろん一般的な手順で行ってもかまわないのですが、キカクル編集部では、上記ポイントを解決すべく、オリジナル手順・内容を考えてみました。
具体的には、
(1)「属性」に分類する際に、名詞的属性・形容詞的属性・動詞的属性の3つに分類するのが一般的ですが、どうしても言葉がわかりずらいので、この言葉を別の表現「見た目」「性格」「機能」に置き換え、さらに「用途」を加えました。
見た目・・・テーマの全体・部分・材料・素材等
性格 ・・・テーマの性質や状態
機能 ・・・テーマの機能
用途 ・・・テーマの目的・用途
また(2)に関しては、以前に紹介した強制発想法オズボーンの「チェックリスト」を活用します。これにより、より具体的かつ強制的なアイデア発想が可能となります。
1、参加メンバー全員に「属性列挙法シート」を配る
2、テーマをわかりやすい言葉で表記する(1分)
3、参加メンバー各自が属性を書き出す(5分)
4、順番に前ステップで書き出した属性を発表。不足していたものを書き足す(20分)
5、各自「チェックリスト」を眺め、アイデア欄に思い付いたアイデアを書き出す(5~10分)
6、参加メンバー各自が前ステップで書き出したアイデアを発表する(20分)※参加メンバーは3人~8人程度が好ましい。1人で行う場合は「4」「6」を省く。
たとえば、テーマを「新コンセプトの自動車」をテーマとしたとしましょう。まずは自動車の属性を「見た目」「性格」「機能」「用途」に分けて分類します。
「見た目」は、4本タイヤ・ハンドル等、「性格」は、重い・速い・ガソリンで動く等、「機能」は、運ぶ・動かす等、「用途」は、通勤・レジャー等が挙げられます。
次に、これらを「チェックリスト」を活用し、アイデアへと昇華させます。たとえば、ガソリンで動くをSubstitute(代用)し、太陽光自動車とするなどのアイデアが考えられるはずです。

■「属性列挙法シート」のイメージ
今回は、「属性列挙法シート」とオズボーンの「チェックリスト」(キカクル編集部バージョン)の2シートをzipファイルに収録してあります。キカクルテンプレート使用上の注意をよくお読みご同意の上、ダウンロード&zipファイルを解凍、PDFファイルをプリンターでプリントアウトしご使用ください。
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