電通、「2009年(平成21年)日本の広告費」を発表
株式会社電通は、わが国の総広告費と、媒体別・業種別広告費を推定した「2009年(平成21年)日本の広告費」を発表した。
これによると、昨年2009年(1~12 月)の日本の総広告費は5兆9,222億円、前年比88.5%であった。
総広告費は、2004年に日本経済の景気回復基調とデジタル家電やインターネッ トの普及を背景に4年ぶりに増加し、2005年(前年比102.9%)、2006年(前年比101.7%)、 2007年(前年比101.1%)と増加を続けてきたが、2008年にアメリカの金融危機に端を発 した世界同時不況を背景に減少に転じ、2009年は、2008年(前年比95.3%)に続き前年実績を下回った。
媒体別にみると、「新聞広告費」(前年比81.4%)が大きく減少し、「テレビ広告費」(同89.8%)も減少して、「マスコミ四媒体広告費」(同85.7%)は5年連続して前年を下回っ た。
マスコミ広告以外では、「屋外」や「交通」をはじめ内訳のすべてが減少した「プロモ ーションメディア広告費」(同88.2%)が2年連続で減少した。BSデジタル放送などの増加で「衛星メディア関連広告費」(同104.9%)が引き続き伸びたが、伸び率は1ケタに とどまった。「インターネット広告費」(同101.2%)は検索連動広告やモバイル広告では伸びたが、ディスプレイ広告が前年を下回り、全体では微増となった。
また、業種別(マスコミ四媒体)では、「金融・保険」(通販系生命保険、消費者金融などの広告が大幅に減少)、「自動車・関連品」(国産乗用車、軽自動車などが減少)、「情報・通信」(携帯電話、パソコンなどが減少)、「不動産・住宅設備」(住宅メーカーの企業広告、分譲マン ションが減少)など、21業種中20業種が前年を下回った。増加は「官公庁・団体」(衆院 選関連の出稿が寄与)1業種のみであった。


